リフォームローンとはどんなもの？住宅ローンとの違いは？

古くなった住まいのリフォームを考えた時に、多くの方は金融機関のローンを活用すると思います。

住まいに関するローンには、住宅ローンの他にも「リフォームローン」というものがありますが、リフォームローンについて内容や違いを知っておけば、安心して利用することができます。

リフォームローンとは何か？

リフォームローンは、住宅の増改築や修理に利用できるローンの事です。一般的な改修工事の他にも、住宅設備の購入や外壁塗装の塗替えなどにも利用もできて、住まいの様々なリフォームに利用することができます。

建物以外にも、庭の外構工事にもリフォームローンを活用したり、自営業を営む方の事業用の部分リフォームにも利用することもできます。しかし、リフォームローンを利用できる範囲や条件はそれぞれの金融機関で異なります。

どの様なリフォームをどんな条件で行うのか？リフォームローンの利用前にはこの点を明確にしておくと、借入時にスムーズな審査や手続きが行えるでしょう。

リフォームローンは地方銀行やファイナンス、ネット銀行やゆうちょ銀行といった民間金融機関の他に、住宅支援機構といった公的機関でも借りることができます。借り入れ条件や金利（変動型や固定型）についても、それぞれの金融機関によって異なります。

リフォームローンは数万円から借り入れが可能で、金融機関によっては最大で1500万円ほど借り入れができるところもあります。借り入れ条件も金融機関によって違いはありますが、リフォームローンは比較的借り入れ条件のハードルが低く、借りやすいローンと言われています。

その理由として、リフォームローンには「無担保型」と「担保型」を選択することができるからです。無担保型で審査も早く、保証人も担保も必要としません。

しかしその分、様々な条件が多く付くことになります。最大借り入れ金額も最大500万円程で、返済期間も10年ほどと短く設定されており、金利も当然高い設定になります。

一方担保型は、無担保型よりも多く借りることができて金利も低く設定されます。その上、長期に借り入れることも可能です。ある金融機関では、借入金額が最大1億円。借入期間も最大35年と長期設定のところもあります。

しかし、担保の設定には担保査定や必要書類などの作成により、申込みをして数日から一週間程時間を必要とします。また、返済ができなくなった場合には担保を失うことにもなります。

住まいの事であれば「住宅ローン」とお考えの方も多いでしょう。住宅ローンは新築住宅以外にもリフォーム資金に利用することができます。しかし、住宅ローンとリフォームローンには大きな違いがあります。

住宅ローンの利用には担保や保証人といった設定が必要になります。そのため担保の査定や審査に時間を必要とします。これは担保型ローンでは必ず行うことなので、無担保型の利用もできるリフォームローンと比べると、借り入れにくいのは仕方のない事だと言えます。

住宅ローンを活用する際には、団体信用生命保険への加入がほとんどの金融機関で義務付けされています。団信の保険料も必要となるので、結果的にはリフォームローンよりも多く費用がかかる事があります。

住宅ローンでリフォームを行うデメリットは、担保の設定や団信保険への加入。そして時間がかかる事などがあります。しかし、住宅ローンを活用した場合にもメリットはあります。

住宅ローンの金利は担保の設定がある上に、長く低金利が続いているので担保型リフォームローンと比べても低い金利となっています。

また、住宅ローンを返済中の場合に、借り換えてまとめて返済することも可能です。利用する金融機関によって違いもありますが、この様な条件の場合には担保型リフォームローンの金利よりも低くなることがあります。

住宅ローンは借入金額だけでなく、団信の保険料や担保設定にかかる手数料なども含めた金額でのローン比較が重要です。

リフォームローンを活用する場合には、費用の少ない小規模な修繕や改修、また、急を要する工事や住宅設備の交換などでは、無担保型リフォームローンがおすすめです。審査も早く、保証人や担保の設定が不要なのですぐに着工することができます。

大規模なリフォームやリノベーションといった場合には、担保型リフォームローンや住宅ローンを活用すれば、低金利で借入金額も大きく借り入れることが可能です。借入期間も長く設定されているので、無理のない返済計画を立てやすくなるでしょう。

また、それぞれのローンが利用できるリフォームやリノベーションの場合、金融機関によっては条件等違いがあります。例えば、A銀行では個人事業主では条件が厳しくなるが、Bファイナンスでは問題なく利用可能といった場合もあります。

この様に、リフォームの内容や状況によって金融機関でローンの条件の違いが多いので、リフォーム費用の相談なら是非実績のあるリフォーム業者に相談してみましょう。これまでの経験や事例から、状況に応じた返済方法や金融機関のご提案が可能です。

是非お気軽にご相談下さい。