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中古物件をリノベーションするって、実際どこまで出来るの?

リノベーション

中古物件を購入してリノベーションをすることで、新築よりも費用を抑えてマイホームを手に入れることが出来るという方法が、いまやマイホームを持つひとつの方法として一般的になってきました。しかし、自分の希望通りの家にならないのでは?と思っておられる方は多いようです。どんなに価格を抑えることが出来ても、イメージ通りの家にリノベーション出来なければ意味がありません。

そこで、ここでは中古物件を、実際どこまでリノベーション出来るのか、理想の家を手にいれることは可能なのかについて取り上げたいと思います。

1.スケルトンリノベーションで夢のマイホーム

リノベーションとひとえに言っても、規模や範囲は様々です。リノベーションで、どれぐらいのことが出来るのでしょうか?

■新築のような空間を手に入れる!

間取りを変更せずに、キッチンやユニットバス、トイレなどの住宅設備機器を新しいものに入れ替えたり、クロスやフローリングなどの内装材を新しくしたり、違う素材にしたりすることは、基本的に可能です。設備機器や内装材が新品になるだけでも、また、内装材の色を変えたり、好きなテイストにコーディネートしたりするだけでも、築年数の古い中古物件を新築のような見た目に生まれ変わらせることが可能です。

また、部屋の中に収納を増やしたり、造作家具を設置したり、使い勝手が良くなるようにプラスで何かを取り入れるリノベーションも可能です。中古物件を見て、一日の生活の流れを想像しながら、ここに棚があると便利、この部屋をリモートワークに備えて防音室にしておきたい、など既存の間取りを基本にして性能を上げるリノベーションが行えます。

■スケルトンリノベで間取りを大きく変更

リノベーションは、新しいものと交換する、プラスで何かを取り入れるというだけでなく、全く新しい間取りに作り替えることも可能です。水回りだけやLDKだけなど、家の一部分の間取りだけを変更することも出来ますが、今ある壁を取っ払い、躯体だけのスケルトン状態にする、スケルトンリノベーションという方法によって、家全体のフルリノベーションを行えます。この場合は、物件の立地や家全体の床面積、集合住宅であれば玄関や窓の位置を基本に、中身は自由に作り替えます。新築で言う、注文住宅のように、部屋の位置や設備機器のサイズを自由に決めることが可能です。

戸建てであれば、玄関や窓の位置を変えたり、中庭を設けたり、増築・減築したり、さらに自由度が広がる物件も多くあります。

2. リノベーションで出来ないアレコレを把握しておく!

リノベーションで大抵のことは出来そうな気がしますが、実際にはリノベーションで行えない工事もあります。その部分を知っておけば、中古物件選びの際に、無駄なく希望の物件を見つけやすくなります。

■撤去できない柱・動かせない壁もある!

間取りを変更するために、スケルトンにすることは自由にリノベーションを行う方法ですが、100%自由に出来るというわけではありません。柱や壁の中には、単純に部屋を間仕切るためのものだけでなく、屋根や家そのものを支えている部分があります。そのような重要な構造部分、躯体部分に関しては撤去してしまうなら耐震性能が弱くなったり、倒壊の危険が強まったりしてしまいます。自由度の高い戸建ては特に、構造の確認、劣化具合の確認が必要になります。さらに増築する場合には、建築基準法で定められた土地に対する床面積をオーバーしないようにする必要があります。

広々LDKを希望していても、撤去できない柱や壁がある物件では、理想の間取りにすることが難しくなってしまいます。前もって、どのぐらいの広さの部屋が欲しいか、どんな間取りにしたいかを決めておけば、内覧の際に、柱や壁を撤去しても大丈夫な物件か、リノベーションで理想の間取りを手に入れることが可能かを判断できます。

また、マンションなどの集合住宅では、共用部分になる躯体を触ることが出来ないだけでなく、水回りの位置を移動してはいけない規約になっている物件もあります。そのような規約のある物件では、新しいキッチンやユニットバスに交換は出来ても、壁付けキッチンを移動してアイランドキッチンにしたり、浴室を広げてワンサイズ大きなユニットバスにしたりは出来ないかもしれません。集合住宅の中古物件を探す際には、規約の確認も必要です。

■不動産屋よりリノベーション会社と物件探し

リノベーションの際に、撤去してはいけない柱や壁の判断は、建築の知識がある人でなければ難しいものです。家の状態や立地条件などは、不動産屋の担当者に聞けば、ある程度教えてもらえるかもしれませんが、この柱を抜いて大丈夫かどうか、リノベーションに関係するマンションの規約がどうなっているか、使いたいキッチンが間取りに入るかどうか、などに関しては的確に答えられる不動産屋は数少なくなってきます。

その点、リノベーションを専門としている会社の担当者であれば、物件を見て、どれぐらいの規模のリノベーションが出来るか、どの柱や壁を撤去することが可能で、理想の間取りや生活を実現することが出来るかの判断が大まかに出来ます。リノベーションにかかる大まかな費用も、その場で判断出来るので効率的に物件探しが行えます。

そのため、リノベーションをする予定の中古物件を探す際には、担当者に内覧を同行してもらうか、物件探しからリノベーションまでワンストップで行える会社に依頼することが理想を実現するための最短方法と言えます。

3. まとめ

中古物件をリノベーションして、新築より費用を抑えることが出来ても理想通りの家に出来なければ意味がありません。しかし、リノベーションは、設備機器や内装材を新しくして新築のような空間を作ることも出来ますし、構造部分だけにするスケルトンリノベーションによって理想の間取りも手に入れることが可能です。ただし、物件によっては撤去できない柱や壁があったり、規約上間取りの変更が出来なかったりする場合もあるので、物件選びの時点から出来ない点を意識しておくことが重要です。

リノベーションのプロに物件探しから協力してもらうことで、中古物件を理想のマイホームにリノベーションしましょう!

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