地震の多い日本では、防災に関して特に地震に対しての対策が多く、住宅リフォームでも耐震補強などのリフォームに力が入れられてきました。
しかし災害は地震だけではありません。
近年は大雨による河川の増水や氾濫、都市部でも大雨によって雨水を排水できずに、街が冠水してしまう被害なども多く起こっています。その他にも、突風や竜巻、大雪等による被害など、1年を通して様々な「自然災害」が起きています。
今回は、最近特に多い豪雨について、家を守る為に必要なリフォームについてご紹介します。
〇大雨に対する災害に備えるリフォーム
・屋根に関する対策
最近の大雨は、激しい雨が数時間降り続ける場合が多く、全国各地で冠水被害や河川の増水、氾濫といった被害が出ています。強く降り続く大量の雨水は、建物にとっても大変な負担となり住人に被害を及ぼす事も考えられます。
屋根は雨水を強く受ける部分です。多くの屋根の建材には瓦やスレートが利用されていますが、ひび割れや破損があるとその部分から雨水が入り込み、雨漏りの原因となります。
大雨が長く続けば天井に雨水が大量に流れ込んでしまい、天井裏の断熱材に水が浸みこんで天井が落ちてくる事も考えられます。
屋根は定期的なメンテナンスが必要です。また、屋根材に使用されている材質によっても、メンテナンスの期間は変わります。一般住宅に利用されるスレート屋根の耐久性は、施工後10年から20年と言われています。
一方、瓦屋根は約50年と言われています。このように、屋根に使用される材質でメンテナンスの年数が変わりますが、立地条件や状況によって耐久年数は変化します。屋根のメンテナンスは10年に一度は行う様にしましょう。
メンテナンスで異常があった時には、状況に応じて部分的な張り替えや全面的な張り替えが行われます。また、少々のひび割れだけといった場合には、屋根の塗装を行う事で処置できる事もあります。
屋根は建物でも重要な部分ですが、住人にとっては余り目にすることがありません。まずは、専門の業者かリフォーム会社にメンテナンスを依頼すると良いでしょう。
・雨樋に関する対策
大雨の時には、屋根を伝って流れた大量の雨水を雨樋が受けます。古い雨樋では耐久性も無くなっており、大量の雨水を受け止める事ができずに、破損や雨樋から水があふれ出す「オーバーフロー」を起こすこともあります。
雨樋の設置場所によっては、オーバーフローした雨水が建物内に浸水して、壁や天井からの雨漏り被害を起こしてしまいます。
オーバーフローは落ち葉やゴミ、砂などが雨水枡につまるのが原因でおこる事があります。ゴミを除去後再び雨樋にゴミが詰まらない様にカバーやネット状の「落ち葉止め」を取り付けることで、雨水がオーバーフローすることなくスムーズに排水することができます。
雨樋は建物の上部に設置しているので、あまり目にする場所ではありません。その為、屋根と同様に異常が変わりづらい箇所でもあります。まずは、専門業者かリフォーム会社にメンテンナンスを依頼すると良いでしょう
いかがでしたか?
今回は、大雨に対する屋根と雨樋のリフォームについてご紹介しました。
突然降り出す大雨や長雨により、屋根や雨樋には大きな負担がかかっています。メンテナンスの時期としては、梅雨が始まる前や台風シーズンの前に専門業者やリフォーム会社に相談してみると良いでしょう。
ご興味のある方は先ずお気軽にご相談ください、