住宅リフォームと一言で言っても様々なリフォームがあります。そしてリフォームをお考えの方は、住まいに何かしらの不満があって始めてリフォームを考えると思います。
住宅の外観がみすぼらしくなってきた。お部屋の内装が古く時代遅れ。この様に住まいの内装や外装は目に付きやすいのですぐにリフォーム工事を考えますが、断熱に関しては住宅環境に慣れてしまっていると後回しになりがちです。
ここでは断熱リフォームを行うとどのようなメリットがあるかご紹介致します。
◯夏は涼しく冬は暖かい快適な住まい
現在では新築住宅の壁に断熱材を入れ、室内を快適にするのは当たり前の工事になっていますが、今から35年以上前には断熱材を入れる住宅は少なく一般的ではありませんでした。従って古い住宅には今でも断熱材が入っていない住宅も多くあります。
今は断熱材を住宅建設で使うことは当たり前になっており、価格も安く質の良い断熱材も多くあります。断熱材を壁に入れると外側と内側の温度を遮る事ができます。そうすることにより、夏の暑い熱気を住宅内に入れないので涼しく、冬は室内の温かい空気を外に逃さないので快適な住まいを実現できるのです。
◯余計な冷暖房を使かわず省エネにも貢献。電気代の節約にも
夏涼しく冬暖かくなれば、エアコンの温度を極端に高くしたり低くしなくとも快適な温度で過ごすことができます。実際に温かい地方で断熱リフォームを施工した住まいでは、冬に暖房を使わなかったという事例もあります。
この様に断熱リフォームを行う事で暖房や冷房をほとんど使わずに済み、省エネに一役買うことができます。また暖房費や冷房費が少なく済むので節約にも繋がります。
◯住人の健康にも大変大きなメリットがある
室内の急激な変化は体力を大きく消耗してしまいます。お年寄りが住宅内で亡くなる事例に「ヒートショック」があります。これは暖かい部屋から寒いトイレやお風呂場に入ると、寒さで体内の血管が収縮して起こる心臓疾患です。
他にも寒い家の外と暖かい部屋の中の温度差の為に窓ガラスに発生する結露も、放っておくと窓枠やカーテンが黒カビなどの温床となって、感染症やアレルギー疾患の原因にもなります。
断熱リフォームでは、建物の外と中の温度差を軽減するので部屋の中で急激な温度差も起きない上、結露の発生を抑えることができます。
この様に、断熱リフォームを行う事で得られるメリットはとても大きなものです。リフォームお考えの際には、同時に断熱リフォームについても検討すると後で余計な出費がかからずに、快適な住環境を手に入れることができます。